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TOEIC英文法攻略ルール28:ある時点を境に考える

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★TOEIC英文法攻略ルール28:ある時点を境に考える

例えば、今現在が2007年4月5日の午後1時だとしてそれぞれの違いをみていきましょう。

「現在形」・・・今現在の1点を表す。すなわち、2007年4月5日の午後1時ちょうど。

「過去形」・・・過去のある1点を表す。2007年4月5日の午後1時よりも前。同じ日の午前10時も過去だし、2007年4月4日午後11時も過去。とにかく「現在」よりも過去であれば、その1点を表すときは1秒前でも10億年前でも過去形を使います。

「未来形」・・・未来のある1点を表す。2007年4月5日の午後1時よりも後。同じ日の午後2時も未来だし、2007年4月6日午後8時も未来。とにかく「現在」よりも未来であれば、その1点を表すときは1秒後でも10億年後でも未来形を使います。

「現在完了形」・・・「過去」から「現在」までの間の期間のニュアンスを含み現在を表す。「完了」「継続」「経験」の用法があります。

・現在完了の「完了」・・・過去の何からの動作の結果、今現在どうであるかを表します。

He has gone to the school library already. (彼はもう学校の図書館に行ってしまった。)

この文でみると、「過去」のどの段階かに彼は学校の図書館にでかけたわけですね。そのニュアンスを含みつつ、「現在」の状態は「でかけていなくなった状態」ということを表しているのです。

alreadyは「もう」という意味の副詞で、完了形でよく使われる語です。このalreadyは肯定文のときに使うのですが、疑問文や否定文のときは同じ「もう」という意味で「yet」という副詞を使います。

Have you finished your homework yet ?(宿題はもう終わったの?)

・現在完了の「継続」・・・「過去」からスタートして「現在」までつづいている動作・状態を表します。

I have lived here for 7 years.(私はここに7年間住んでいます。)

この文では、「過去」である7年前に住みはじめて「現在」も継続して住んでいることを表しています。「継続」ですから7年間は全て含んでいるわけです。1年前も、3年前も、6年前も住んでいたというニュアンスです。

ここで使われているforは「期間」を表す前置詞で、現在完了の継続用法でよく使われる語です。「~以来」という意味でsinceという語も現在完了の継続用法でよく使われます。

I have lived here since 1995.(私はここに1995年から住んでいます。)

・現在完了の「経験」・・・今現在の主語は、過去に何らかの経験をしたということを表す。

I have been to London before.(私は以前にロンドンに行ったことがある。)

この文では今現在の「私」が、過去にロンドンに行ったことがあるかないかを表しています。

Have you ever played lacrosse ?(今までにラクロスをやったことがありますか?)

この文では今現在の「あなた」が、過去にラクロスをやったことがあるかないかを質問しています。

I have never played lacrosse.(私はラクロスを1度もやったことがありません。)

現在完了の経験用法では、ever(今までに)、never(決して~ない)、before(以前に)などの副詞がよく使われます。Everは疑問文か否定文で使います。

「過去完了形」・・・「過去よりも過去」から「過去」までの間の期間のニュアンスを含み過去を表す。「完了」「継続」「経験」の用法があります。

・過去完了の「完了」・・・「過去よりも過去」の何からの動作の結果、「過去」の時点でどうであるかを表します。

He had gone to the school library already.
(彼はもう学校の図書館に行ってしまっていた。)

この文でみると、「過去よりも過去」のどの段階かに彼は学校の図書館にでかけたわけですね。そのニュアンスを含みつつ、「過去」の状態は「でかけていなくなっていた状態」ということを表しているのです。

過去完了でも副詞alreadyやyetは「もう」という意味で、よく使われます。

・過去完了の「継続」・・・「過去」からスタートして「現在」までつづいている動作・状態を表します。

I had lived here for 7 years.(私はここに7年間住んでいました。)

この文では、「もっと過去」から「過去」まで7年間継続して住んでいることを表しています。「継続」ですから7年間は全て含んでいるわけです。

「期間」を表すforは過去完了の継続用法でもよく使われる語です。「~以来」という意味のsinceも過去完了の継続用法でよく使われます。

I had lived here since 1995.(私はここに1995年から住んでいた。)

・過去完了の「経験」・・・過去の主語は、もっと過去に何らかの経験をしたということを表す。

Had you ever played lacrosse ?(それまでにラクロスをやったことがありましたか?)

この文では過去の「あなた」が、もっと過去にラクロスをやったことがあったかなかったを質問しています。

I had never played lacrosse.(私はラクロスを1度もやったことがありませんでした。)

過去完了の経験用法でも、ever(それまでに)、never(決して~ない)、before(以前に)などの副詞がよく使われます。Everは疑問文か否定文で使います。

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