★TOEIC英文法攻略ルール48:分詞構文は意味で判断する
分詞構文とは、現在分詞(~ing)や過去分詞(主に~ed)を使って接続詞のかわりにする用法です。「~なとき」「~なので」「~しながら」「~すれば」などの意味を表すことができます。このそれぞれの意味は文脈で判断しなければならないので慣れが必要になってきます。現在分詞は進行形のように「~している・~された」、過去分詞は受動態のように「~される・~された」というニュアンスがあります。
まずは接続詞を使った文をみてみましょう。
When he was playing tennis , he was tired.(テニスをしていたとき、彼は疲れていた。)
この文で接続詞ではなく分詞構文を使うと・・・
Playing tennis , he was tired. (テニスをしていたとき、彼は疲れていた。)
このようになります。Playingが現在分詞です。前半のほうの主語がなくなっていますね。分詞構文では2つの文の主語が同じときは省略するのです。「Playing tennis」の部分には時制を表す語がないのですが、「he was tired」のwasが過去形なので、「Playing tennis」の方も過去形の意味になります。
Shown the document , he couldn’t understand it.
(その書類を見せられたとき、彼はそれを理解できなかった。)
この文は過去分詞を使った例です。主語が省略されていますから、「Shown the documents」の主語はheですね。時制は「couldn’t」と同じく過去です。
Having played tennis yesterday, I’m tired today.
(昨日テニスをしたので、今日私は疲れている。)
分詞構文の時制をカンマ後の時制より前にしたいときは、この文のように「having+過去分詞」を使います。ちなみに、この用法は受動態の意味では使えませんのでご注意ください。
She answered me , watching TV.(彼女はテレビをみながら、私にこたえた。)
この文はカンマ後が分詞構文です。分詞構文はカンマ前でもカンマ後でも使えます。
Turning right , you will find the warehouse.(右に曲がれば、その倉庫が見つかります。)
分詞構文では「する」のか「される」かの意味が重要になってきます。
例えば、
_______ tennis , he was tired.
A)He play
B)Playing
C)Being played
D)Played
という問題があったら、「彼はテニスをするのだから、BのPlayingだ。」と考えることができますし、
_______ the document , he couldn’t understand it.
A)Read
B)Cut
C)Stole
D)Shown
という問題なら、「主語は省略されているからカンマ後と同じくheだ。AとBは命令形だとしても過去分詞だとしても意味がおかしいし、Cも彼が盗まれただとおかしいし、彼は見せられただと意味が合うからDだ。」と考えることができます。
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