★TOEIC英文法攻略ルール14:目的語と補語のイコール
長い説明で申し訳ないのですが、「目的語と補語を同時にとり、その2つをイコールの関係で結ぶことができる動詞」というものがあります。例文をみてみましょう。
I found the book interesting.(その本は面白いとわかった。)
この文の動詞はfindの過去形「found」、目的語はthe book、補語がinterestingです。
findは「目的語と補語を同時にとり、その2つをイコールの関係で結ぶことができる動詞」です。ですから、目的語the bookと補語interestingはイコールの関係です。
「目的語と補語を同時にとり、その2つをイコールの関係で結ぶことができる動詞」は、主に以下のようなものがありますが、この他にもありますので学習の中で出会ったらできるだけ覚えるようにしましょう。
keep , leave, call , name , feel ,think , consider , paint , like など。
The storm kept me in the building.
(嵐のせいで私はビルの中からでられなかった。)(me=in the buildingの関係)
She left the door open.(彼女はドアを開けっ放しにした。)(the door=openの関係)
You can call me Mike.(マイクってよんで。)(me=Mikeの関係)
They named their daughter Nancy.
(彼らは彼らの娘をナンシーと名づけた。)(their daughter=Nancyの関係)
I felt it strange.(私はそれを奇妙だと感じた。)(it=strangeの関係)
I think him clever.(私は彼を賢いと思っている。)(him=cleverの関係)
He considers himself unlucky.
(彼は彼自身を運が悪いと思っている。)(himself=unluckyの関係)
He painted the wall blue.(彼はその壁を青く塗った。)(the wall=blueの関係)
I like my coffee strong.(私はコーヒーは濃いのが好きです。)(my coffee=strongの関係)
ですので例えば、
He _______ the wall blue.
A)often
B)between
C)is
D)painted
という問題があったら、「動詞がないから空欄には動詞がはいる。選択肢の中で動詞はisとpainted。空欄の後は名詞と形容詞だから、その2つをイコールで結べるpaintedが適切だ。」と考えることができます。
選択肢の語の意味は、often(副詞:しばしば)、between(前置詞:between A and Bで、AとBのあいだに)。
一般的な参考書ではここまでを「5文型」ということで説明するのですが、敢えて今回はその言葉を使いませんでした。「第3文型はこういう形」と覚えることにあまり意味はないと思いますし、要するに「動詞」がどんなものであるかによって文がどのような形で成立するのかが決定されるのですから、動詞の用法ということに意識をおいて学習したほうがよいと思ったからです。
スポンサードリンク