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TOEIC英文法攻略ルール16:動詞の主語を見極める

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★TOEIC英文法攻略ルール16:動詞の主語を見極める

前項と同じ文ですが、もう一度。

He made his children clean the room.(彼は彼の子供たちにその部屋を掃除させた。)

「文」には主語1つにつき動詞1つが基本で、この文の主語はHe、動詞はmadeなのですが、「動詞+目的語+動詞の原形(または現在分詞・過去分詞)」の場合は目的語が動詞の原形の意味上の主語になります。ややこしいので言い換えますと、clean(掃除する)のはHeではなくhis childrenであるということです。しっかり理解しましょう。

ちなみにこのmakeの動詞の原形を伴って「目的語に~させる」という用法は「強制的に~させる」というニュアンスです。このことは知らなくてもTOEICの文法問題には対応できますが、できれば覚えておきましょう。

He didn’t let us smoke there.(彼はそこで私たちにタバコを吸わせなかった。)

letも「目的語に~させる」といった意味で使うことができますが「許可」のニュアンスを含んでいます。過去形の文章ですが、やはりsmokeは動詞の原形になっていますね。
letも伴うのは動詞の原形のみです。letは受動態では使わないと考えて差し支えありません。

haveも目的語と動詞の原形を伴い「~させる」という使い方ができるのですが、ニュアンスは「~してもらう」です。また、makeやletと違い動詞の原形部分を現在分詞や過去分詞に置き換える用法もあるので注意が必要です。

She had him open the door.(彼女は彼にドアを開けてもらった。)

これはopenという動詞の原形を伴ったパターンです。openの意味上の主語はhimです。「彼」が「ドアを開けた」という関係であることをご確認ください。

I had my hair cut.(私は髪を切ってもらった。)

この文のcutは過去分詞です。cutは現在形、過去形、過去分詞が全て同じ形なので注意が必要ですね。過去分詞を使った場合は「~される」という受動的な意味になりますから、cutの意味上の主語はmy hairで、「髪」が「切られた」という関係です。

TOEICでは現在形→過去形→過去分詞の変化が特殊な動詞を、このように他の動詞の用法とからませてよく出題しますので、組み合わせた考え方ができるようにしましょう。

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