これは例えば、質問文が「How」ではじまってるのに、選択肢が「At around 4:30」とかいう場合です。どうみても「When」に対する答えですよね。このパターン本当によくでます。
基本的には、次のように疑問詞に対応した答えを選べばOKです。
「Who」で始まる疑問文なら人名(MikeやJim、もしくはHeなどの人称代名詞やhis secretary(彼の秘書)などの人を表す表現)。
「Where」で始まる疑問文なら場所を表す前置詞「at」や場所名(conference room(会議室))など、地名(New Yorkなど)。
「When」で始まる疑問文なら時を表す前置詞「By・・・(・・・までに(期限))」「Until・・・(・・・まで(継続))」、「bofore・・・(・・・の前に)」「after・・・(・・・の後に)」や時を表す副詞(Today、tomorrow、yesterday、next week、last yearなど)、時刻を表す表現
(「at 3o’clock」(3時に)、「in half an hour」(30分後に)など)。
TOEICはヒッカケの嵐ではありますが、英語のルールに逆らうことはできません。
ですからこういった基本的に対応する形を押さえておくことも大切です。
ただ、それでもやはりヒッカケてくるのがTOEIC。
例えば「When」で始まる疑問文に、「Today’s conference(今日の会議)」などという選択肢が入っていることがあります。
これは「Today」と聞こえた瞬間にマークさせようとするヒッカケです。
「いつ?」と聞かれているのに対して「今日」ではなく「今日の会議」という名詞で応えるのは不自然なので誤りとなります。
また、「When」で始まる疑問文に「for three days(3日間)」などと、期間を表す前置詞「for」で受けているものもヒッカケです。一見すると「three days」というのが時を表しているような気もしますが、期間を表す前置詞「for」は現在完了形の疑問形(「Have you・・・?」など)に対応する形だからです。
「When」に対応するのは期間ではなく、その1点(1瞬?)を表す時の表現なのです。期間を尋ねるなら「How long」ではじまる英文です。
まとめると、基本的には疑問詞に対応するワードが含まれている選択肢を選べばOKです。
問題文をどうしても聞き取れないときはこの基礎ルールに従ってマークしてください。
そうすれば全部を聞き取れなくても正解できる問題が増えます。