他のパートでもそうですが、PART4ではより一層、時間がありません。コンマ何秒もムダにしてはいけないのです。その中でいかに時間を節約するか。それは、頻出質問形を覚えておくことです。そうすれば、事前に書かれている設問を読むのが速くなります。ここでもこの「設問の速読」が極めて重要です。逆に、設問が読めていないと、以下に挙げるテクニックも生きてきません。
パート4は総合力が問われる難しいパートです。しかし4択ですから、何もわからなくても、確率的に30問中7~8問は当たります。
また、部分的に聞こえただけで正答できる問題が8割か9割くらいあります。明らかに分かる問題も数問はあるでしょう。さらに、消去法で2択位に絞れる問題もでてくるはずですから、英語の実力が必ずしも高くなくても、付属CDと以下のテクニックを使えば6割は取れます。
設問を速読することも重要ですが、加えて、基本的に放送英文と同じ流れで設問も出題されていることを理解することも重要です。逆に言えば、設問を読めば本文の構成も分かります。もっと言えば、構成が分かるというよりも、聞き取る順序が分かるのです。
例えば、
Questions 71 through 73 refer to the following announcement.
と聞こえてきて、問題用紙に71番、72番、73番の設問があります。
そして、仮に71番が「Where」で始まる設問で、72番が「When」で始まる設問、73番が「Who」始まる設問なら、まず最初に「どこ」ということに注意しながら聞けば良いことは少なくともわかります。そして次に「いつ」、その次に「誰」ということを意識しておけばいいのです。
以下に「こういった設問の場合はこの辺に答えにヒントがあります」と解説してある部分がありますが、この「設問の流れと本文の流れは一致する法則」の方が重要です!このことをふまえて以下にお進み下さい。
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