TOEICに出題される英文というのは、大学受験で問われるようなややこしく、難しいものではありません。
シンプルで、それでいて実用的なものなのです。
ときおり、「TOEICなんて勉強しても意味がない」という声を耳にすることがあります。
おそらくそれは、単なる試験対策だけとして勉強しても、実際に使える英語としては身につかないよ、という意味だと思います。
その意見は実際のところ間違ってはいないと思うのですが、ちょっと立ち止まって考えてみて頂きたいのです。
TOEICの英文は、主宰するETSの選りすぐりの人材により、検討に検討を重ね、洗練された英文に違いありません。
それが果たして、勉強しても意味がないなどという事があるでしょうか。
例えば、パート1。
物の位置関係や、人のシンプルな動作を表す表現が出題されますね。単純な表現ですので、聞けばなんとなく理解できるようなものばかり。
しかし、いざ、自分でその写真のようなシチュエーションを英語で表現したいとき、シンプルな動詞で表現したり、前置詞で正しく表現するということは、意外に難しいものだと思います。
これがもしTOEICを試験対策としてだけ学ぶのならば、パート1はリスニングセクションですから、聞き取れればいいや、ということで話は終わってしまいますね。
しかし、自分で表現できるようにも学習しようと考えて、TOEICの英文を改めて見返すと、これはもう素晴らしい英文ばかりだなということに気づくはずです。
シンプルで美しく、それでいて意味が分かりやすい。英語の語感を身につけるのにうってつけの英文が、パート1からパート7まで、ズラリ勢ぞろいしています。
このようなクオリティの高い英文で勉強しようと思えば、はやりTOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉が最適でしょう。
一度解いただけで終わらず、使用されていた表現を覚えこむまで、繰り返し繰り返し取り組むというのが効果的な使い方だと思います。
やりこめばやりこむほど、TOEICの英文は素晴らしいと思うようにきっとなることでしょう。
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