ISSコンサルティング (著) ダイヤモンド社
外資系トップになるような方は、どうやって英語を勉強するのだろう。そう気になって読んだ一冊。
特にTOEICに関する話題は多くありませんが、10人ものインタビューが掲載されていて、いろいろな意見があり、とても為になりました。それぞれ、個人的に気になった箇所を引用させて頂きます。
日本クラフトフーズ 井上ゆかりさん
やっぱり仕事で英語を使わないと上手にならない。
ファイザー株式会社 梅田一郎さん
どんなに素晴らしい考えを持って、その国の人から尊敬されていても、英語ができない人間としゃべったとき、こいつは本当に大丈夫なのか、と思ってしまうから、と。
ボッシュ株式会社 織田秀明さん
なんといっても難しかったのは、英語を母国語にしているアメリカ人の英語でした。七年も海外にいましたから、英語はそれなりに聞こえるようになっていました。ところが初日、社長として挨拶をした後、質問を受けたら、何を言っているのかさっぱり分からない。ヨーロッパで使ってきた英語とは違うんだ、とこのとき初めて分かりました。
シーメンス・ジャパン株式会社 織畠潤一さん
言っていることが分かるようになれば、相手にはそれが伝わる。わかろうとしているんだな、ということも伝わる。それだけで、相手の意識は変わるんです。
日本ヒューレット・パッカード株式会社 小出伸一さん
英語ができれば、いいことが待っているなんて話ではない。英語は参加資格なんです。
パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社 小出寛子さん
割り込む気力と技術。
フェデックス キンコーズ・ジャパン株式会社 須原清貴さん
英語に耳を慣らせばいいはウソ。語彙力がなければ、どんなに聞いても力にはならない。
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社) 外池徹さん
一字一句、すべて聞いている人はいないと思います。無意識に重要なところを拾っているんです。
ベーリンガーインゲルハイムジャパン 鳥居正男さん
英語を使って、自分の意見を言う練習をする。それが何よりの有効な英語勉強法だと思います。
アクセンチュア株式会社 程近智さん
端的にポイントとなる言葉を、パッパッパッと短く突けるような練習をしたほうがいい。
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